ワタクシゴト。

好きなもの 思ったこと

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

後悔

昨日外で遊んでいた娘が「事件だ!」と騒いで帰ってきた。

なにかと思えば、マンションの中庭の芝生に、小さな鳥のヒナが落ちていて、
瀕死状態なのだという。
アリにたかられていて、近くにお母さん(親鳥)はいなくて、巣もなくて、
でも動いているのだという。
かわいそう、かわいそうと娘とその友人は嘆いている。
かわいそうだからパンとかちょうだい、と言う。

娘の友達が持っていたデジカメに動画が写ってたので見てみた。
黒くて目も開かぬ、ほんとに生まれたてくらいの小さなヒナが
草むらでゆっくりと動いている。


たしかに、かわいそうだな。



と、思った。

でも、人間の安易な感傷で、手を貸しちゃいけないんじゃないか、とも思った。

そのヒナは木の下におちていた。
でも木には巣が見当たらなかった。
親鳥が落としたのかもしれないな、と思った。
鳴く力もなく、アリにたかられるままになっているのなら
死臭というものが、もう漂っているんじゃないか、と思った。
2、3人の大人が、ヒナを見て、こりゃあムリだと言いつつ
そのまま素通りしていったという。



ちょっと前に、友人が散歩をしていて、道路上にひなを見つけ、家に持ち帰って育てたことがあった。
家で育てるうちに大きくなったそのヒナはすずめだったのだけど、
羽が短くて、成長しても飛べない鳥だったという。

大きくなってから、彼女は成鳥になったそのすずめを野生にかえした。
飛べないから、結局は死んでしまうかな、と思いながらも。

その話を田舎の親戚にしたら怒られたという。
地に落ちたヒナに安易に手を貸してはいけない、と、
人間は野生に手を貸してはいけない、と。
親鳥は、この子は成長できないと思うと早い段階で巣から落すことがあるんだそうな。


そんな話が頭の隅っこにあったからか、
かわいそうだけど、どうすることもできないよ、と諭した。
子供たちはちょっと不服そうに、けれど反論もできずに
またヒナの元へ戻って行った。

子供たちが出て行った後、にわかに感情が湧いてきた。
ああ、かわいそうだなあ!と激しく思った。
けれど、ヒナを見にはいかなかった。
なんでだろう・・・行ってしまうと感情に負けてしまいそうで。

しばらくして雨が降ってきて、ヒナのことを考えた。


今朝、見に行ったら同じ場所でヒナは固くなってたと言う。
昨夜はずっと雨が降り続いていた。







後味悪い。



きれいごと言って、面倒しょいこみたくなかっただけなんじゃないか。
同じように亡くなるならせめて一晩あたたかな場所で過ごさせてやればよかったかな。
子供たちがヒナに自己投影してしまう気持ちもすごく分かる。
それを、現場を見ることもせず、冷たく突き放したことを、どう受け止めただろう。

ただ、安易な同情がかえって残酷な結果を生むこともある、とも思う。



難しい。
でも、これでよかったのだ、という確信など持てないのだ。


せめてあとで埋めてやろうと思う。
ひきょう者だな、わたし。
スポンサーサイト

*Comment

*Comment_Post

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

プロフィール

ゆう

Author:ゆう

本日の名言

いつでも里親募集中

最新記事

検索フォーム

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。