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家日和 奥田英朗

フレンチトーストを焼いてみたら子供たちに大不評の土曜の朝。
みなさん、ごきげんよう。


さて、最近ここに読書録を書くようになってつくづく、同じ人ばっかり読んでいて底の浅さが知れるわ、
とちょいと反省したので先日ミステリーを借りてきた。

ミステリーってあんまり読まないのです。
一番の理由は、たいてい登場人物が多くて話が複雑で
読んでるハナから忘れていく私には筋が追い切れないのです・・・。
読んでるうちにめんどくさくなってきて、細かいこといいから早く犯人だけ教えてよ!的な読み方をしてしまって
結局精密に練られているハズの伏線も覚えていないという・・・。
アフォにはミステリーの道は厳しいのです。
でも先日は果敢にも、とある外国作家の、5センチくらいあるミステリーを借りてきたものの
やっぱり覚えきれない。挫折中。(いきなり外国人の話ってハードル高すぎ?)

そんな私が手にとったのはなじみの作家さんで、ハズレの少ないこの方。

家日和家日和
(2007/04)
奥田 英朗

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さすがに面白くて読みやすくて、昨夜一気読みしてしまった。

5つの短編が入ってますが、ぜんぶ主人公がアラフォーなんです。
そして家日和というくらいなので、「家」にまつわるお話。家をとりまく人たちの話。

ネットオークションにハマる専業主婦、
会社が倒産して主夫になる男、
妻と別居して家を男の隠れ家に変えていく男、
内職のあっせんをしに家にやってくる若い男にあらぬ妄想をする主婦、
ロハスに夢中になる妻についていけない夫。

どれも、すぐそこらへんにいそうな人たちのことが描かれていて面白い。
どこかにきちんと愛があるから読後感がどれもさわやか。

私もそうだけど、家にずっとい続けるというか、家しか居場所がない仕事をもたない主婦にとって
家にまつわることや生活の場が世界のすべて。
だから視野が狭くなりがちだし、そこにいつづけることの閉塞感とか、
社会から取り残されていく感覚、というのはあるのかもね。
そういうのってちょっとした気持ちの切り替えですっとなくなっていくと思うんだけど。

ネットオークションにハマる主婦にいたっては、ブログにハマる主婦と根っこの心理はおんなじかも。あは。
自分探し、という言葉は好きくないけど、
どこかで自分の存在価値みたいなもんを確認したいのかもしれない。私のことですが。


でもね、専業主婦にとっては別世界の住人に見えるような、大都会でスーツ着て
バリバリ働いてる人たちも、そんなに、それほどキラキラした世界に住んでいるとは
思えないのですよ。それが日常になってしまうと。
持ってないものを持ってる人は、こちらが持ってるものを持ってない人でもあるわけで。
なので私はあんまり焦りとか、うらやましいとかはなくて
ちっぽけな自分の世界にそれなりに満たされてしまっているのだけれど・・・
でも、ちょっと焦ってきたかも、読みながら。笑


いままで何冊か読んだけれど、彼の作品はどれも都会のにおいがします。
首都圏のにおいがします。特にこの人は匿名を使わない人なので、今回の舞台はモロ首都圏だし。
それは、首都圏で暮らす私にはすごく感情移入のしやすいのだけれど
東京には東京の、首都圏には首都圏の、地方都市には地方都市の、田舎には田舎の、
それぞれ全然違う独特の空気があるのよね。
そこの微妙な空気の違いをもつ人たちがこの本を読んだら、どうなるのかな。
現実的な話なだけにそんなことを考えました。


最近ずっと引きこもり気味でした。気がつけば、家族以外と話さなかった日がいくつもある。
昔読んだ川上弘美のエッセイで、1週間に夫と子供以外の男の人と話をどれくらいするかと記録して
買い物行った先と宅急便のお兄さんと、数回だけだった、世界は思ってるほど交わってないんだなあ、と思った。
という言葉を思い出しました。

バリバリに働いてる人も、家にいる人も、これだけ人はいるけれど
実のところそんなに世界は交わってないんじゃないかなあと思いを新たにした。
田舎のほうがずっとし撹拌されてるのかも?


ちなみに、世界が交わってない、とのエピソードが書かれたいるのはこの本

なんとなくな日々 (新潮文庫)なんとなくな日々 (新潮文庫)
(2009/02)
川上 弘美

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私の感想文→ 
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*Comment

 

私も外国ものは苦手です。
カタカナの登場人物は誰が誰やらわからなくなります(^^ゞ
映画でも外国の俳優がわからないので「この人誰だっけ?」状態で(笑)
「家日和」は私も読みました!
何か事件が起きるわけでもなく(ミステリーの読みすぎか?^^;)
ホントにどこにでもあるようなお話で、おもしろくて読みやすくていいですよね。
  • posted by ちょこ 
  • URL 
  • 2009.12/16 00:18分 
  • [Edit]

ちょこさん 

やっぱり洋ものは難しいよねぇ・・・映画とかも、ホントにー。
でも題材はとっても興味深かったんで、なんとか読んでやる!と思ってますが
返却期限が迫ってきた・・・。

何か事件が起きるわけでもない日常をうまく切り取ってある小説が
基本的に好きみたい。
彼の作品はホントに読みやすくて楽しいですよね。
  • posted by ゆう 
  • URL 
  • 2009.12/18 22:42分 
  • [Edit]

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