ワタクシゴト。

好きなもの 思ったこと

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カワカミさんのこと

9月10日から、朝日新聞で敬愛する川上弘美さんの小説連載が始まるんだそうな。

これ、けっこう前から決まってたんだろうけれど記事見逃してた。

わーーーい、うれしい。
小学4年の女子が主人公だって、うちの娘ともリンクしてるし面白そう♪
なにより彼女のいちばん最新の文章が読めるっていうのが嬉しいじゃないっすか。
朝日にしててよかったよ~(泣)

新聞小説といえば、数年前に好きだった小説家が朝日の夕刊に連載するというので
それを読むためだけに夕刊も取ったのに、数日で挫折したという・・・
まだ一度たりとも新聞小説というものを、新聞上で正しく読破したことないんだけど
さあ果たしてカワカミさんの作品は読み切れるんでしょーか。
読んだ端からすぐ忘れてしまうような記憶力の持ち主が、
一日ごとに途切れるストーリーをずっと追って行けるんでしょうか。


カワカミさんといえば・・・・夏休みに読んでいた本が面白かった。

あるようなないような (中公文庫)あるようなないような (中公文庫)
(2002/10)
川上 弘美

商品詳細を見る


彼女のエッセイ第一作です。

芥川賞をとった直後くらいから書いている。

これが、まあ・・・・・おもしろい!
がはがは笑ってしまった。おもしろくて笑えて深い。

川上さんを知らない人の入門編としておすすめ。
彼女の書く小説とはまたぜんぜんちがう文章だけど、
独特の世界は同じです。
エッセイ(または随筆)と小説って、ぜんぜん違う文章だと思うけど、
この人、そのどっちも上手なんだね。


このなかのエッセイで「なまなかなもの」というのがある。

そこに、シカオちゃんが出てくる。

川上さんはいまだに、「らぬき言葉」というのを使えないんだそうです。
たとえば「寝られない」じゃなくて「寝れない」とか、そういう言葉。
別に忌み嫌ってるわけでもらぬき言葉をバカにしているわけでもない。
だけど、使えないのだそうです。どうしても、言うことができないのだそうです。

それは母からの刷り込みによる、と筆者は語る。

母親が「らぬき言葉なんて使うな」と育てたのでそれが刷り込まれてしまって
大人になり母親からの呪縛から逃れたはずの自分が、
逃れきれていない、と気づくにいたったのだそうです。

そこで、シカオちゃんです。夜空のムコウです。

あれからぼくたちは 何かを信じてこれたかなあ

このらぬき言葉は歌うSMAPの力か作詞したスガシカオの力か、
非常にこう歌うことが自然で、すんなり歌えた、
やっと母譲りのらぬき言葉の禁忌を克服したのだ、

というような、話。(もっとじょーずに書いてありますけどね)

私この話がすごく好きで・・・・
というか、やっぱり、親からの呪縛ってあるよなあ、と共感するわけです。

母としては子供に、自分の常識でものごとの善悪ややりかたを、ほんとに細かく
教えていくわけだけど
「どっちのやりかたでもいい」っていうことが世の中にはけっこうあって
(たとえば台所仕事の細かい部分なんて、どっちでもいいことだらけで)
だけど、親は譲れないんだよね。子供のためを思って、
これはおかしいからこうしなさい、と教えこむわけだけど、
自分のなかに染み付いているそれらが、ふとなんかの拍子に、
これってほんとうにただひとつの正しい道なのかな・・・?って疑うときがあって。

疑って、もうひとつのやりかたでも実はぜんぜん問題ないんだ、と思っても
なかなか柔軟にそちらに意向できない感じ。
これを親からの呪縛っていうのかもしれない。

私も子供たちに”教育”と称してさまざまな呪縛を与えてるんだろうなあ。



この人は、批判をしない、非難をしない、判断をしない、決めつけない、押しつけない。
あったことをあったように、そして感じたように書いているだけ。
尊大にならないし、卑屈にもなっていない。でも主張がある。
この、フラットな状態でいるというのは、すごく難しいと思う。
ほんとうの意味で、頭のいい人だと思います。そしてあったかい。


あとがきにある

「生活していくうえでの人間のいとなみは、たぶん大昔からさほど変わっていないのです」

ということば。
彼女の根底に流れている
”人は大昔からさほど変わっていない”という部分、それに私はすごく共鳴するのだ。


このエッセイのなかに、たくさんの本の紹介をしてあるけれど、
読んだことのある本がひとつもなかった。情けなや。
どれもこれもすごく面白そう。
世界は広いね。
秋の夜長は、読書かな。
スポンサーサイト

*Comment

No title 

そのエッセイ読んだよ~!シカオちゃんが急に出てくるからびっくりした。
カワカミさんのことを書いているゆうさんの文章が好き。
連載、楽しみだね~読みたい!(ってうちは○売新聞だった・・・)
  • posted by うさぎ 
  • URL 
  • 2009.09/06 10:06分 
  • [Edit]

No title 

私も朝日ですが、川上さんの連載はじまるのが気になりました♪
でも以前浅田次郎さんの連載を途中で挫折して結局後から本を買って読んだ経験があるので毎日読めなさそうな気が既にしています・・・^^;

エッセイ、今度探して読んでみます^^
  • posted by すぬっぴ 
  • URL 
  • 2009.09/06 23:45分 
  • [Edit]

うさぎさん 

ね、シカオちゃん出てきて私もちょっと興奮してしまいました。

> カワカミさんのことを書いているゆうさんの文章が好き。

って。笑
カワカミさんのことばっかり書いてるよねー!
他にもぼちぼち読んでるんだけど・・・書く気になるのがどーもこの人ばっかりのような。

うん、今週末から始まるよ~♪
この際、新聞変えてみてはどうっすか?(販売店の回し者ではありません・・・)
  • posted by ゆう 
  • URL 
  • 2009.09/07 15:19分 
  • [Edit]

すぬっぴさん 

あの途切れ途切れ感が、どうもなじめないんだよね・・・
ノってきたときに終わっちゃって、翌朝忘れる、みたいな。
毎日まいにちだと、読み切れないし・・・

っていまから挫折する気まんまんかいっ!
これは面白そうだからがんばってトライしてみるよ~やれるだけ~

このエッセイおもしろいよ、見つけたらぜひ♪
  • posted by ゆう 
  • URL 
  • 2009.09/07 15:21分 
  • [Edit]

*Comment_Post

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

プロフィール

ゆう

Author:ゆう

本日の名言

いつでも里親募集中

最新記事

検索フォーム

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。