ワタクシゴト。

好きなもの 思ったこと

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

10年ぶり

数年前まで住んでたとこからいまは一駅先に引越してきただけなんだけど
生活圏が変わってしまって、
ほとんどそっち方面に買い物に行くこともなくなってしまった。

駅の南側にでっかいショッピングセンターがあり
そこには行くもののたいてい駐車場→店内→駐車場で終わってしまう。



さて奥歯にしばらく前からずんずんと鈍痛があり、
鈍痛だからと放っておいたんだけど、先日重い腰を上げてやっと歯医者に行った。

その歯医者は考えてみたら10年ぶり。
以前の住処から駅に行くまでの道に新しい歯科ができるというので通ってみたのが最初。
先生の説明が的確であまり余計な治療をしないところが気に入ってなにかあると通っていた。

もちろん転居とともに、違う歯医者にも通った。
でも歯だけは丈夫なわたし、かかりつけを持たず、近くにわんさかある歯医者にテキトウにいってたものの
なかなか安心できるところに出会えず、今回勝手知ったるかつてのかかりつけに行くことに。

診察券は引越しの際に廃棄してたけど、
電話で名を告げるとかつてかかったことがあるのは分かってもらえた様子。
最近は電子カルテだからデータあるのね。

しかし行く途中に急におっくうになった。
10年って…私の記憶の中ではついこないだだったけど
よく考えれば「こないだ」娘はベビーカーに乗っていて息子は影も形もなかった。
まさよしはキラキラしてて黄色い歓声を浴び、長澤くんはまだいなかった。

当然私のいろいろも変わってるよなあ。
平たくいうと、老けたのバレるのやだなあと。
だってしょっちゅう見てたらちょっとずつ老けてくから分からないもんも、
久しぶりに見たらものすごい違いが分かるってことあるじゃないですか。

と書くと自意識過剰ぽいけれど、あの先生記憶力ものすごいんです。
しかも私はあの先生にとって開業して以来初めての仕事をたまたま依頼し、
それがうまくいったから今じゃその手の仕事を増やしていてちょっと有名らしいし
そういう意味でも印象に残ってるかもしれない。

10年前、充分年を取ったつもりでいたけど今から考えるとまだまだ若かった。
シミもほうれい線もなかったし肌もちょっとはぴちぴちしてた。
髪の毛もパサパサじゃなかったし声も低くなかった。←それは生まれつき。
お尻もたれてなかったし、顔も北川景子みたいだった。(すんません、言いすぎました)

でもまあ、10年ぶりだし
ま~覚えてないだろうと自分を励ましながら行った。

受付に入ったら先生が座ってた。
こんにちはと言うとこちらをチラ見したままなんも答えず姿を消す。
あー、お客さん商売と思えないこの感じの悪さ、変わってないわーと感動すら覚える。

診察台にはパソコンがついてた。
昔はここにテレビ画面があってDVD(ニモかなんかの)がいっつも流れてたよなあ、
娘がそれじーっと見てたよなあ、と記憶がよみがえる。
いまはそこに電子カルテらしいもんが映ってる。
私の名前と診察券番号が映し出されてるんだけど、同姓同名だけど漢字が違ってる。
これ私のカルテかなあと思ってると後方で先生が
「これじゃないよ!違うんだよ」と助手の人に指示してる。
そしてやがて私の名前のカルテになった。

真新しかった診察台も診察室の壁も機械も、なんだかちょっと薄汚れてて時間の流れを感じる。
そして先生、頭がごま塩だわー。あはは、10年分老けてる。
お腹突き出た体型は変わってないけど、メガネやめてコンタクトにしたのね、
などと観察していると診察台にやってきて相変わらず目が合わぬまま診察を始める。

テキパキと診察してもらってレントゲン撮って、そのレントゲン写真をPC画面上に取り込んで提示する。

「奥歯の詰め物取ってもいいけど虫歯じゃないと思うし
年末ですから今回は治療しないで様子みていいと思います。」というような結論を出され、

やっぱりこの先生変わってないなあと内心ニヤリとしていると

「ところでこの前歯、ここの詰め物うちでやったと思うんだけどどうしたの?外したの?」

とおもむろに聞かれる。

いやーそんなマニアックな情報!
この前歯の詰め物は、先生が私に向け「最初にした仕事」のとっかかりとなった治療なのだ。
そのあとも10年前と今の歯の違いをつらつらと説明された・・・

ああ・・・やっぱりこの先生覚えてたー。
さっき受付でチラ見して私を認識したに違いない。
だいたいカルテの名前が違うこと見抜いた時点でおかしいと思ったんだ。


頭のキレは変わってなさそうだったけど、
あの頃、理想に燃えひたすら前に向かっていたような雰囲気があった先生は
なんだかちょっと疲れて見えた。
それはそっくりそのまんま、私の疲れと重なる気がした。

久しぶりに通ったかつての日常だった風景は、冬の曇天とも重なって
すこし輝きが鈍った気がした。
あの頃一緒に子育てしていた仲間はおおかたもういない。

それでもかつて子育てに必死だったころお世話になった街が
こうしてすぐ近くに存在することを、ありがたいなあと思ったりするのです。
またくるよ、先生、イケメンじゃなくて残念だけど。笑
スポンサーサイト

*Comment

*Comment_Post

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

プロフィール

ゆう

Author:ゆう

本日の名言

いつでも里親募集中

最新記事

検索フォーム

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。