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違和感を掘り下げてみた。

昨日の夜、夫とちょっとした議論に。
ケンカじゃないよ、あくまでも議論(たぶん)
ま、もっともめんどくさがられてすぐに終わっちゃいましたけど。泣

子供達が今度する、卒業生を送る会で歌う歌の話になって

世界でひとつだけの花をね、歌うというんです。
もう定番だよね。
去年の幼稚園の卒園式でも聞いた。
今年の小学校の合唱会でも聞いた。
もっといえば仙台の幼稚園でも小学校でも歌ってた。
いまや教育現場で歌う定番の合唱曲ですよ。
もはやこの曲を歌ったことのない、知らない小中学生はいないんじゃないかと思うくらい。
こんだけ合唱曲として受け入れられたっていうのには、歌詞も去ることながら、メロディもすごく年齢層を問わず歌いやすいんだろうね。フリ(手話)もあって、動きが出るとか、そんな理由もあるのかも。

てなことを言ってたら、夫が「まあいい曲だよね~」と。


で、私は、その意見に素直にうなずけなかった。
この歌、なぜか最初から生理的に好きじゃないんです。が好かないんです。
紅白のトリでみんなで大合唱してたり、合唱会とかでみんなで歌ってるのとか、それを聴いて親が感動して泣いてるのとか、なんだかしらないけど鳥肌が立つんです。


みんなそれぞれ個性がある、それを認め合っていこうじゃないか、競争なんてしなくてもいいじゃないか。
みんな、オンリーワンなんだ!自分を好きになろうよ!

っていう歌だよね。
正論。まったくその通り。


でもね。

オンリーワンって、もともと特別にみんな持って生まれてきてるってほんと?
某歌手の、”ぼくのオンリーワン”って曲は、ある特別に大切なひとりの人を評して自分にとって取り換えの効かない世界で唯一のオンリーワンだと言ってるわけだけど(あ・・・自分で書いてて自分で傷ついた)
この曲で言ってるオンリーワンは、自分のことだよね?
自分は自分にとってオンリーワンってコレあたりまえなんでないかい?
人間は自分以外の他人に、自分の存在をオンリーワンだと認められるのが、自己肯定や生きていく原動力につながっていくんじゃないのかなあ。でも、誰かにとってオンリーワンと認められるのって、そう自動的にできるもんでもないような。

もののたとえにいちいちいちゃもんつけるの大人げないけれど、
花屋の店先に並べられた花って、”花畑のたくさんの花から選ばれた商品価値のあるエリート集団の花たち”であって、その陰には店先にもいけなかった花たちがたくさんあるんじゃないの?
つぼみのうちに間引きされた、とか、日当たりが悪くて育たなかったりすぐ枯れちゃったり、病気にかかってごっそり根こそぎにされたり、日の目をみなかった花もたくさんあるんじゃないのかと。
たまたま通りかかった花屋の店先に並べられた商品としてのキレイな花を見て、
人間の個性とか本質とかと比較しちゃうのはあまりに浅はかでないんかい?

なんて。

この曲によって救われる人を批判してるわけじゃないんですよ。
たとえば、挫折を繰り返し、がんばってもいろいろダメなことが分かってきて、人生に疲れてきた中年男性、みたいな(つまり夫?笑)
そういう人たちにこの曲に癒されたりほっと一息つけたりすることってあると思う。
または手話によって一緒に”聴ける”耳の不自由な人たちが、この歌詞に救われることもあると思う。

ただ、なんだかこの歌は本来の大きさよりどんどん大きくなってしまってる気がして。
個人的に聴くにはいいけれど、みんなで声をそろえて大合唱ってのがそぐわないというか。
だってだいたい合唱っていう性質からしてオンリーワンじゃやってけない、個性を消す作業だし。



ああ、そこだ!
きっと私の違和感の正体は、個性を大切にと言ってる歌を集団で歌う不気味さ。








もうちょっといちゃもんをつけてみる。

子供達に、教育現場で強制的に何度も何度も歌わせているっていう、この現状がうすら怖い。
洗脳みたいで。大げさだけど。
でも、先生が歌いましょう、と言って、お友達がみんな大きな声で歌って、親が感動して、というのを何年も繰り返していくうちに真っ白な頭に、この歌詞は素晴らしいんだ、と反論の余地なく刷り込まれていくことってあると思う。
夫は、毎日毎日お経みたいに唱えるわけじゃないんだから洗脳にはならないと思う、と。
でも幼稚園から小学校卒業まで、毎年1か月くらい、歌い続けたら少なくとも歌詞は染みついちゃうんじゃないの?と。
私たちがいまでも小学校のころに習った唱歌を歌えるように大人になってもソラで歌えるくらいには染みつくんじゃないかと。

この歌への批判をちょっと調べてみた。

花屋の店先に並んでるだけで市場原理、競争原理が働いているじゃないか、
花は競争しないなんてウソだ、自然界のものは生き残るためにもっと厳しい競争にさらされている、
ニートを弁護するような歌だ、自己愛だけあれば他人は関係ないという発想なのか、
競争を否定するのか、競争で勝った人をバカにするのか、など・・・。

それらの全てに全面的に賛成するもんじゃないけれど、この曲の思想は、人間の本能に反している・・・
とも思う。で、私の生理的な違和感はそこから来てる気がする。ウソくさい。
この曲に説得されて世の中こうでなくちゃね、という人たち、この歌に感動してるその事実こそが、この歌の通りに生きられていないって証拠なのでは?教育現場で、説教的にこの歌を使う場面があるとしたならそれは欺瞞だ!と言いたい。先生たち・・・・本当に比べてない?それに、比べるのってそんなに悪いこと?

だってさ。

いくつになってもせいくらべしちゃう

なのが人間でしょ?
分かっててもどうしたって比べちゃう。愚かなことだ、って知ってても人より少しでも上に立ちたいと思っちゃう。
より良い席に行きたいと思っちゃう。客席の中で、私だけを何回も見てほしいと思っちゃう!!(実際ありえませんが)


情景をただ歌う”ふるさと”や”蛍の光”とかと違ってちょっとこの歌は主張が強いから、
賛否両論のいろいろ取り沙汰されるこの歌をじゃんじゃん子供に歌わすってのは、うん、やっぱりなんだか、抵抗があるのです。
どうせやるなら、反対に
「競争バンザイ~世の中は勝負だぜ、ヘイヘイ♪K・Y・O・U・S・O・Uビバキョウソウ!Yeah!」みたいな歌も同時に歌わせてください。(断る!by生徒一同)




まあでもね、先日小学校の合唱部の発表会でもこれを歌ってましたけど、
上から下まで、がっちちがちのおそろいの洋服でね。
合唱部に通わせてる友達のお母さんが、個性を大切にって曲なのにがちがちに服装決まってて大変だよと愚痴ってましたけど、
そういう矛盾したことしちゃう人間が、やっぱり面白かったりして。そこに救いを見たりして。




分かっちゃいるけど、せいくらべしちゃう、空はつながっているんだと上を見上げてみたら足元つまづいちゃう、みたいな、完璧になれない人間のブルースを歌ったこの歌のほうが、、、やっぱ好き。(←つまりはそこ?)



画面・・・細長っ!

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  • posted by  
  •  
  • 2011.02/17 23:08分 
  • [Edit]

鍵コメさん 

まあね。笑

なんかね、ベクトルは違うけど、それぞれやっぱりすごいんでしょうね。
で、私はやっぱりMさやんが(略)

今度ゆっくりじっくりそこらへんを掘り下げてみたいわね、今度。。。むふ。
  • posted by ゆう 
  • URL 
  • 2011.02/18 16:46分 
  • [Edit]

実は私も 

あまり好きじゃないんです、この曲。なんかひっかかる。
友達が小学校の先生でやっぱりこの曲が好きじゃなくて、「これを聴くと自分のオンリーワンな所はどこだろう?って話になるでしょう?でもそんな物持ってる子の方が少ないんだよ。自慢じゃないけど私にだってない。」と彼女は言います。
私もそう思うんです。あなたの気づかないところにあなたにしかない素敵なところがある、って言いたいのだろうということはわかってるんですけどね。でも素直になれないの、私(笑)
くだんの友達のことは大好きだし、彼女にしかない良いところがたくさんあるのもよく知ってます。でもね、それはオンリーワン!と声高に叫ぶような物じゃなく、もっとささやかで秘めやかなことなの。
そうだ!オンリーワンという言葉の持つ大仰な感じが私は好きじゃないんだ。今CMで流れてるYさんの歌みたいに、あなたがしてくれるほんのささやかなことが僕を幸せにしてくれるんだよ、って私は言われたい・・・・・・あ、自分で言って傷ついてしまった,too.
  • posted by あんず 
  • URL 
  • 2011.02/19 01:05分 
  • [Edit]

あんずさん 

そうですよね。
たとえば我が子は親にとって、絶対的なオンリーワンなんだけど、
それはどこか子供の一部分がオンリーワンに秀でてるわけじゃなくて、いろんな要素ぜんぶひっくるめて取り換えの効かない存在=オンリーワンだっていう意味で言ってるわけで、
そういう愛の対象としての使い方ならば分かるんです(あ・・・・また傷ついた。笑)
でもオンリーワンを、誰にも負けない自分の特色、長所、みたいな捉え方をしてしまうと、
窮屈だし、なかなか見つかるもんじゃないし、どんどん大げさなことになってきちゃうのかな・・・
自分に問いかけてる歌だから、”自分のオンリーワンを見つけよう”ということになっちゃうのかな。
”自分にとってオンリーワンな人を見つけよう”ってなったらいいのになあ。
  • posted by ゆう 
  • URL 
  • 2011.02/19 11:35分 
  • [Edit]

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