ワタクシゴト。

好きなもの 思ったこと

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ロートレック荘事件

ロートレック荘事件 (新潮文庫)ロートレック荘事件 (新潮文庫)
(1995/01)
筒井 康隆

商品詳細を見る


夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。ロートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが…。二発の銃声が惨劇の始まりを告げた。一人また一人、美女が殺される。邸内の人間の犯行か、アリバイを持たぬ者は、動機は。推理小説史上初のトリックが読者を迷宮へと誘う。前人未到のメタ・ミステリー。



これ、おもしろかった!!
私が読んだのはハードカバーのほう。
表紙にはこう書いてある。

映像化不能。前人未到の言語トリック。読者に挑戦するメタ・ミステリー。この作品は二度楽しめます。書評家諸氏はトリックを明かさないようにお願いします。



こんだけヒントが書いてあるのに見事にだまされる。
ああああ。読み返してみると随所に伏線が!もう最初から伏線だらけ。

事件が起こるまでの間がすごく長い。長すぎると思ってたのだけれどこの長さが決して
ムダではないことにのちに気づく。
これ、読んでる途中で気づいた人すごいです。
でも、伏線はきちんとある。だから見抜ける人もいるはず。
すごく数学的です。

と、トリックだけでもすごいのだけど、それだけで終わらない。
なかなかに奥深く考えさせられる悲劇です。

主人公が身体障害者。
障害者とか、差別表現だとかに、逃げることなくずっと向き合ってきた筒井さん、さすがです。
差別意識をなくすって、見ないようにすることじゃなくて、自分の中の差別意識と向き合うことから始まるんだ、ということをつきつけられるような作品。
読みながら、あれ?とか、へえ、とかという違和感がある。それこそが”差別”の意識。
上品ぶって隠してるだけでしょ、でもあるでしょ、あなたにも差別意識が、ほらこんなに。
と目の前につきだされる感じ。

題材が題材だけに、賛否両論分かれる作品のようだけど、私は好きです。
これが現実なんじゃないでしょうか。ため息が出ちゃうけれど。


スポンサーサイト

*Comment

No title 

わぁ~~大好物です!
最近こういうの読んでなかったから是非読んでみたい。
そして私も見事にだまされたい(笑)
「神様のカルテ2」を読み終えたら返す時に借りてきます。
  • posted by ちょこ 
  • URL 
  • 2010.11/27 23:17分 
  • [Edit]

ちょこさん 

ぜひぜひ。きっと好きだと思う。^^
でもけっこうヒントを書いてしまった・・・・
ちょこさんなら見破れるかも!?
見破った時にはご一報を。笑
  • posted by ゆう 
  • URL 
  • 2010.12/01 15:55分 
  • [Edit]

*Comment_Post

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

プロフィール

ゆう

Author:ゆう

本日の名言

いつでも里親募集中

最新記事

検索フォーム

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。